第46回CY法務セミナー開催「個人情報の取扱いに関する実務上の問題点/個人情報に関する最新動向」
以下の第46回CY法務セミナー開催を開催しました。
- 開催日時
- 2019年12月4日(水)15:00-17:00
2019年12月5日(木)15:00-17:00 - 会場
- シティユーワ法律事務所ホール
- 講師
- 松尾宗太郎弁護士
- 定員
- 70名
- 受講料
- 無料
- 業務分野
セミナー内容
第1部 企業が個人情報の取扱いを委託する際の問題点と対応策
1. 委託業者に対する個人情報提供時の問題点・委託業者からの情報受領時の問題点-リクナビ問題を題材として
2. 委託業者に対する監督責任-ベネッセ顧客情報流出事件等の裁判例・公表事例を題材として
第2部 個人情報に関わる最新動向
1. 公正取引委員会によるデジタル・プラットフォーマー規制
2. 個人情報保護法の改正の方向性
スピーカーより
昨今、連日のように個人情報に関係する報道がされており、主なものとしては、リクナビ問題、ベネッセ顧客情報流出事件、公正取引委員会によるデジタル・プラットフォーマー規制が挙げられます。
リクナビ問題は、企業が委託業者に対して個人情報を提供する際の問題点や、委託業者から個人情報(特にネガティブ情報)の提供を受ける際の問題点を含んでいます。また、ベネッセ顧客情報流出事件では、近時、ベネッセコーポレーションの委託業者に対する監督責任を認める判決が続いています。そこで、本セミナーでは、第1部として、これらの公表事例や裁判例を題材として、企業が個人情報の取扱いを委託する際の問題点と対応策に関する分析を行います。
第2部では、個人情報に関わる最新動向として、上記のデジタル・プラットフォーマー規制(優越的地位の濫用)のほか、個人情報保護法について、2019年4月に公表された「個人情報保護法 いわゆる3年ごと見直しに係る検討の中間整理」等を踏まえ、今後の改正の方向性に関する解説を行います。
スピーカープロフィール
弁護士 松尾 宗太郎(まつお そうたろう)
当事務所所属弁護士(パートナー)。2004年弁護士登録。
紛争処理・コンプライアンス案件とともに企業法務を主に取り扱っており、個人情報保護法を始めとする各種法規制対応から、TOB対応を含む M&A会社分割等の組織再編、企業提携等について、幅広い実務経験を有している。2017年4月に、CY法務セミナー「改正個人情報保護法に基づく実務対応について」を担当。