中国のストックコネクト制度

「ストックコネクト」とは、一方の取引所を通じて他方の取引所の取扱銘柄を売買することを相互に可能とする制度であり、2014年11月に開始された「上海・香港ストックコネクト」（ 通称、「沪港通」 フーガントン）と、2016年12月に開始された「深圳・香港ストックコネクト」（ 通称、「深港通」 シェンガントン ）がある。

これにより、香港証券取引所で上海証券取引所や深圳証券取引所の取扱銘柄を売買したり、その逆に、上海証券取引所や深圳証券取引所で香港証券取引所の取扱銘柄を売買することが可能となっている。

現状、外国の個人やQFIIでない機関投資家は上海A株や深圳A株に直接投資することはできないが、香港証券取引所で株式の売買をすることは可能であるため、ストックコネクトの制度により、外国投資家も、香港証券取引所を通じて上海証券取引所や深圳証券取引所の銘柄に投資を行うことが可能となっている。