第83回CY法務セミナー（ウェビナー）「借地非訟の実務」

セミナー内容

借地契約に関する借地非訟事件として以下の6種類を解説するとともに、借地非訟事件以前の任意交渉の実務的なポイントなどを解説します。

1. 借地条件変更申立事件
2. 増改築許可申立事件
3. 更新後の建物再築許可申立事件
4. 土地の賃借権譲渡又は転貸の許可申立事件
5. 競売又は公売に伴う土地賃借権譲受許可申立事件
6. 借地権設定者の建物及び土地賃借権譲受申立事件

スピーカーより

土地を借りて利用する場合の契約（借地契約）のうち、建物の所有を目的とする土地賃貸借契約又は地上権設定契約については、借地非訟事件の手続の対象となります。借地上の建物を増改築したり、再築をする場合、借地条件を変更して建物の種類や構造、規模等を変更する場合、借地上の建物を第三者に譲渡するような場合には、原則として土地所有者の承諾が必要となりますが、土地所有者の承諾が得られないことがあり、そのような際に裁判所に借地非訟手続きを申し立てることで、土地所有者の承諾に代わる許可の裁判を受けることができます。このような裁判上の手続きとともに、裁判に至らずに任意協議で解決をする場合のポイント等を、具体的な例を交えながら解説します。

スピーカープロフィール

弁護士　青木　翔太郎（あおき・しょうたろう）
2010年弁護士登録。訴訟・紛争、相続・事業承継、一般企業法務を中心に取り扱う。相続関係では、遺言書作成、任意後見契約等の予防法務にも豊富な経験を有し、セミナーも継続的に行っている。訴訟・紛争としては、特に不動産関連案件に豊富な経験を有し、契約書作成等の予防法務にも力を入れている。