第85回CY法務セミナー（ウェビナー）「事例で学ぶ 小売電気事業の落とし穴」

セミナー内容

1. 小売電気事業に関する最新の制度改正状況
2. 規制庁による監視・監督の現状
3. 事例で学ぶ 小売電気事業の落とし穴
4. 質疑応答

スピーカーより

小売全面自由化以降、多くの新規参入者が小売電気事業に参入し、競争の進展とともに様々な営業手法が用いられるようになっています。しかし、小売電気事業の特殊性や規制の複雑さもあり、知らず知らずのうちに法令違反や契約違反となってしまっている事案が散見されます。経済産業省や消費者庁が積極的に違反事業者の処分を進めている現状もあり、事業者としては、改めて自らの事業の適法性について確認することが求められています。そこで、「弁護士に聞く 電力小売営業 シーン別Q&A」の著者が、最新の制度状況や規制状況を概説したうえで、小売電気事業者が陥りやすい「落とし穴」を紹介しながら、適法な事業実施のための対応策について解説します。

スピーカープロフィール

弁護士　島田雄介（しまだ・ゆうすけ）
当事務所所属弁護士（パートナー）。2010年弁護士登録。
2013年10月、経済産業省資源エネルギー庁電力・ガス事業部電力・ガス改革推進室に出向し、一連の電力システム改革の中心となる小売全面自由化及び法的分離に向けた制度設計全般に課長補佐として関与。2015年9月、経済産業省電力取引監視等委員会取引監視課に異動。自由化された市場における小売取引の監視監督及びルール策定等に、小売担当の主任課長補佐として関与。経済産業省委託事業「平成29年度新エネルギー等の導入促進のための基礎調査委託費（分散型電源の系統への統合に資する新たな送配電網の利用動向・技術動向の調査）」検討委員、電力広域的運営推進機関「運営委員会」及び「需給調整市場検討小委員会」委員、一般社団法人電力データ管理協会「諮問委員会」委員等を歴任。電力・ガス事業分野を中心として業務を行っており、特に小売分野を得意としている。著書として『弁護士に聞く 電力小売営業 シーン別Q&A』（日本電気協会新聞部、2019年）。