フランチャイズ

企業が有するブランドの知名度を広く効率よく浸透させ、スケールメリットを得てビジネスを大きく発展・成長させる手段の一つとして、フランチャイズシステムというビジネス形態が挙げられます。

フランチャイズシステムにおいては、本部が有するブランドに関する権利や経営ノウハウを含む運営システムの利用を各加盟店に許諾し、かつ適時適切な経営指導を行い、各加盟店は、これらの運営システムを利用し、ブランドの統一的なイメージを保持してフランチャイズチェーン店を運営することにより、本部や他の加盟店とともに共存共栄を図りつつ、ブランド価値の拡大と、加盟店を含む関連当事者の相互利益の拡大を目指します。

フランチャイズビジネスにおいては、本部が有するブランド力やノウハウ等を活用して加盟店が事業を展開するというビジネス形態であることから、本部の地位が加盟店に優越することが少なくなく、それゆえ本部と加盟店の利害が対立する場面が起こり得ます。そのため、加盟店保護の観点からフランチャイズビジネスには独占禁止法や中小小売商業振興法による規制が課せられているほか、利用者との間の取引については消費者契約法による規制の適用が想定されます。

シティユーワ法律事務所では、これらの各種法令へのコンプライアンスを前提として、フランチャイズビジネスによる企業の利益の最大化をサポートするため、新たなフランチャイズ契約書や法定開示書面の作成支援などフランチャイズビジネスのスタート段階から、すでに構築されているフランチャイズシステムによりフランチャイズチェーンを運営する本部とこれに加盟する加盟店との取引にかかわる各種法的問題への対応・紛争解決に至るまで、さまざまな側面からフランチャイズビジネスに関する法的サポートを行っております。特に大手のフランチャイズチェーンにおいては、加盟店の数が多く、本部の行為が加盟店全体に与える影響が大きいため、規制法令の正確な理解を前提とした的確適切かつバランスのとれたアドバイスが求められるところ、シティユーワ法律事務所においては、かかるアドバイスにおいて豊富な実績と経験を有しています。さらに、知的財産に関する数多くの案件に携わってきた経験から、フランチャイズシステムの中核となるブランドを構成するロゴやブランド名称の商標登録や、知的財産に関する戦略的なアドバイスを提供することも可能です。