先輩アソシエイトの声 – 在間崇博-

先輩アソシエイト・若手パートナーの声

在間崇博(74期 2022年入所)

1. 入所のきっかけ

幅広く業務を経験できる制度が確立していること、一人の弁護士として中長期的に成長できる環境であることに強く惹かれました

私は、就職活動を行っていた時期は大学生の頃であり、ロースクールの授業等で実務家の方の話を聞くといった経験がなかったため、企業法務に対する漠然とした興味や関心はありつつも、弁護士としての明確なビジョンや将来的に取り組みたい特定の分野が定まっているわけではありませんでした。そのような中で、シティユーワ法律事務所のインターンに参加し、事務所として企業法務を中心に幅広い業務を扱っていることを知るとともに、入所1年目は、ローテーション制度によって様々な分野の仕事を経験し、自分が将来的に取り組む専門分野を、実際に業務を経験しながら腰を据えて見極めることができると強く感じました。

また、インターン中に事務所の複数の弁護士と話をする中で、いずれの弁護士も若手弁護士が事務所を離れることを前提とはしておらず、事務所での中長期的な成長をきちんと見据えることができる環境であると感じました。このような環境は、将来的にどのような分野の案件に携わるかにかかわらず、一人の弁護士として成長するために重要であると感じ、まさにシティユーワ法律事務所は弁護士として成長する場所として最適であると考え、最終的に入所を決意しました。

2. 入所後の執務状況等

M&A案件を中心に幅広い経験を積むことができています

私は、上述のとおり、就職活動の段階では将来的に取り組みたい分野が明確に定まっていたわけではなかったものの、M&Aに漠然とした興味をもっていたため、事務所にもそのことを伝え、ローテーション制度の第1クールでは、約半年かけてM&A・コーポレートの案件に取り組みました。その後、第2クール及び第3クールでは、それぞれ約3ヵ月かけて、倒産・訴訟の案件及びファイナンスの案件に関与しました。特に1年目の業務で印象的だったのは、1件目に担当したM&A案件から主体的に業務に取り組む機会が多かったことです。具体的には、デューデリジェンスでは複数のパートを担当し、担当パートについて対象会社の役員へのインタビューや依頼者への調査結果の報告を行ったり、株式譲渡契約書の作成に携わったりと、必然的に案件全体を把握することができるような案件への関与をしました。このような経験により、1年目ながら責任感を持って案件に向き合うことができ、その面白さや難しさに気がつきましたし、これを機に、2年目以降もM&A案件に取り組みたいと強く思いました。第2クール及び第3クールでは、各クールの業務に取り組んだのはもちろんのこと、その時点で2年目以降もM&A案件に携わりたいと考えていたため、第1クールから継続してM&Aに関する業務にも関与することを希望しました。このように、ローテーション制度では、自らの興味や将来の見通しに合わせて、柔軟に担当業務を設計することができ、まさに「将来的に取り組む専門分野を、実際に業務を経験しながら腰を据えて見極める」という入所時の希望を実現することができました。

また、ローテーション制度で複数分野の案件に取り組んだ経験は、将来の専門分野を見極める場面だけでなく、実際に特定分野の仕事に取り組む場面でも活きると感じます。M&A案件であれば、例えば、案件で相手方との交渉が難航した場合には最終的には訴訟を見据えることになり、訴訟の経験を踏まえて依頼者にアドバイスすることが必要になりますし、買手が銀行から買収資金を調達するような場合には、案件全体を把握するために、ローン契約に関する基本的な知見が必要であると考えます。このように、ローテーション制度で複数分野の案件に取り組むことは、将来的にどの分野の案件に関与するにしても、価値のある貴重な経験になると考えております。

私は現在、弁護士3年目となりましたが、2年目以降は、経験するM&A案件の幅も広くなり、上場会社からベンチャー企業まで、また、買手サイドから売手サイドまで多種多様な案件に関与することができております。加えて、自らが主任となって、スケジューリングから書面のドラフトまで担当する案件も増えてきており、新鮮で、刺激的な日々を送っております。

3. 執務環境等

人間関係でも設備面でも業務に集中しやすい環境が整っています

シティユーワ法律事務所には、業務に集中できる環境が整っていると感じております。上述のとおり、事務所で様々な案件に取り組むことができていますが、このような働き方を実現できているのは、所員と円滑にコミュニケーションを取ることができる環境が整っているからにほかなりません。特に1年目は、初めての経験ばかりで案件の中で不安や疑問を感じることも多々ありますが、周りの先輩弁護士に相談すると嫌な顔一つせず相談に乗ってもらえますし、先輩弁護士から話しかけてくれることも多いため、自分一人で抱え込むことなく業務に取り組むことができました。

また、執務方法は、各人の属性に応じた働き方が尊重されており、どのような働き方でも業務に集中することができる環境・設備が年々整備されてきております。私は基本的に事務所で仕事をするスタイルなのですが、上述のように所員と円滑にコミュニケーションを取ることができる環境である一方で、自席はパーテーションで区切られており、自身が最も仕事に集中できる空間作りができるため(私は最近、ガラス容器の中でコケを育てる苔テラリウムというものを置き、それを眺めて目を癒しております。)、事務所での仕事が非常にやりやすいと感じております。

4. 入所希望者へのメッセージ

シティユーワ法律事務所では、若手アソシエイトが主体的に案件に取り組み、自身の成長に向けて中長期的に集中することのできる環境が整っております。シティユーワ法律事務所に興味を持っていただいた皆様には、是非一度、事務所にお越しいただき、執務環境や弁護士の雰囲気を実際に感じていただければと思います。

(2024年7月掲載)