「グローバル企業のリスク・マネジメント~日本企業のリスクの具体的事例・早期発見・対応と 効果的なリスク・マネジメントの体制の構築~」
セミナー/講演等

第24回CY法務セミナー開催「グローバル企業のリスク・マネジメント~日本企業のリスクの具体的事例・早期発見・対応と 効果的なリスク・マネジメントの体制の構築~」

以下の第24回CY法務セミナー開催を開催しました。

開催日時
2016年4月20日(水)14:30-17:00
2016年4月22日(金)14:30~17:00
会場
シティユーワ法律事務所ホール
講師
前田葉子弁護士 
定員
50名
受講料
無料
業務分野

セミナー内容

  1. はじめに~リスク・マネジメントとは何か
  2. グローバルな日本企業の直面するリスクの具体的事例
    (1)途上国でのリスク:行政・司法の腐敗、贈収賄リスク(含 FCPA)、不当収容等のリスク、人事・労務リスク
    (2)先進国でのリスク:製品事故、偽装問題、リコール、訴訟リスク(特に米国でのクラスアクション・PL訴訟、日本での集合訴訟)、独禁法違反
    (3)内部的リスク:不正会計・不実開示、インサイダー取引、営業秘密の漏えい、個人情報の漏えい
    (4)M&A、JV、資本・業務提携に伴うリスク
    (5)対応を誤った場合の役員の経営責任:役員の経営判断原則、株主代表訴訟
  3. リスクが生じた場合の早期の発見・情報収集
    (1)リスクの発生をいち早く把握する方策
    (2)社内調査
  4. 適切な対応
    (1)文書管理(含 ディスカバリー対応)
    (2)弁護士の早期確保
    (3)リコール
    (4)相手方がいる場合の訴訟・仲裁対応
    (5)投資協定仲裁
  5. 効果的なリスク・マネジメント体制の構築
    (1)リスク・マネジメント体制
    (2)リスク・マネジメントとコーポレート・ガバナンス・内部統制の関係
    (3)海外子会社管理の体制

スピーカーより

企業がリスクに直面した際、対応の方法を誤れば会社に重大な悪影響が及びます。
企業のリスクは多種多様ですが、特に近年、日本企業が海外に事業活動を広げるに従い、リスクの種類も、それに直面する機会も、増える一方です。本セミナーでは、実際に日本企業が直面した事例を取り上げた上で、いかに早期にリスクの発生を把握し確実な情報収集をするか、どのように対応すべきか、対応を誤った場合に経営陣や会社にどのような責任が生じるか、またそれを教訓にどのように普段からリスクマネジメントの体制を構築するか、につきポイントをご説明申し上げます。

スピーカープロフィール

弁護士 前田 葉子 (まえだ ようこ)
シティユーワ法律事務所所属弁護士(スペシャル・カウンセル)
2003年弁護士登録。2010年ペンシルバニア大学ロースクール卒業(LL.M.)。2010年~2011年Debevoise & Plimpton法律事務所。2011年米国ニューヨーク州弁護士登録。2012年 シンガポール国際仲裁センター(SIAC)。国際仲裁・訴訟(一般商事・民事訴訟、株主代表訴訟、知財訴訟、製造物責任訴訟など)を中心的な業務とし、リコール対応、当局調査対応、クロスボーダーの契約交渉、合弁事業の設立・解消などにつきアドバイスする。

関連する論文・著書・ニューズレター・セミナー/講演等