法律用語集

第三者委員会

読み方
:だいさんしゃいいんかい
分野
企業法務

第三者委員会とは、主に企業や大学、病院等の法人組織で犯罪行為、法令違反、社会的非難を招くような不正・不適切な行為等の不祥事が発生した際に、弁護士、公認会計士その他の専門的知見を有する有識者による調査等を実施するために設置される機関であり、当該企業等から独立した第三者としての立場にある有識者等によって構成されるものである。第三者委員会は、事実関係の調査を行った上で、不祥事の発生原因を分析し、必要に応じて再発防止策等の提言を行うことが多い。第三者委員会は法律上の制度ではないが、企業不祥事に際して第三者委員会を設置する実務は、企業社会に定着しているといえる。例えば、富士フイルムホールディングス株式会社の関連会社における会計処理の妥当性に関する調査や、オリンパスの粉飾決算事件等で第三者委員会が設置されており、いずれも当事務所弁護士が委員として調査等を実施した。
なお、日本弁護士連合会は、適正な第三者委員会の運用がなされるよう、「企業等不祥事における第三者委員会ガイドライン」(2010年7月15日制定、同年12月17日改訂)を公表している。

(弁護士 貞弘賢太郎/2021年9月21日更新)

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