正規労働者と非正規労働者
法律用語集

正規労働者と非正規労働者

読み方
せいきろうどうしゃとひせいきろうどうしゃ
業務分野

正規労働者とは、使用者との間で期間の定めのない労働契約を締結している労働者をいい、いわゆる正社員がこれにあたる。これに対し、非正規労働者とは、正規労働者以外の労働者をいい、具体的には期間の定めのある臨時工、契約社員、派遣労働者、パートタイマーなどを指す。
非正規労働者も労働基準法上の「労働者」であることに変わりはなく、正規労働者と同様に労働基準法に定める有給休暇や解雇予告、労働時間等に関する規定が適用されるが、正規労働者と比べて、(1)期間満了による更新拒否または雇止めなどにより雇用調整の対象とされやすい、(2)賃金が低い、(3)企業の中で職業訓練の機会を得て職業能力を高める機会が乏しい等の問題があるとされている。こうした問題に対処するため、労働者派遣法やパートタイム労働法などの特別法が制定されている。

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